多才な芸術家
ジャン(ハンス)・アルプ(1886~1966年)は、ヨーロッパの前衛美術における、最も革新的で影響力のある芸術家の一人です。詩人としてデビューした彼は、その後、画家、彫刻家、グラフィック作家として活躍しました。本展示企画では、彼の作品における造形的な芸術と詩のインタラクション、およびユーモアと遊び心をご覧いただけます。
80点もの作品
「アルプ:造形の詩」では、彫刻、レリーフ、絵画、詩、直筆文や出版物など、幅広い作品約80点が展示されます。ベルリン、パリ、ロカルノの3つのアルプ財団、またバーゼル美術館、ロンドン・テートギャラリー、パリのポンピドーセンター所蔵の作品が一挙に公開されます。
デ・ステイル
アルプの幅広いネットワークには、デ・ステイルの設立者テオ・ファン・ドースブルフも加わっていました。ファン・ドースブルフと自身の妻、ソフィー・トイバー・アルプと共に、アルプは、ストラスブールの娯楽施設「オーベット」の室内改装という大規模プロジェクトに取り組みました。同プロジェクトについては、個別のセクションでの特集展示をご覧いただけます。
書籍
展示に合わせ、フランセス・ガイ、エリック・ロバートソン著作、「アープ:造形の詩」(Arp: the Poetry of Forms)が出版されます。出版:クレラーミュラー美術館、ISBNコード:978-90-73313-43-9、ソフトカバー、144ページ、2か国語(オランダ語、英語)、€ 24.95
今すぐご注文を!
ターナー・コンテンポラリー
アルプ:造形の詩は、イギリス、マーゲイトのターナー・コンテンポラリーとの協力の下、クレラー・ミュラー美術館が企画したものです。同展示は、マーゲイトのターナー・コンテンポラリーにおいて、2017年10月12日から2018年1月14日までご覧いただけます。
客員学芸員:エリック・ロバートソン教授(ロンドン大学)、 フランセス・ガイ
本展示企画は「デ・スタイル:モンドリアンからダッチ・デザインへ」の国際テーマ年の枠組みで開催されます。テーマ年について、詳細はNBTCのウェブサイトをご覧ください。